読書「最後の冒険家」
2009.08.24 Monday | category:文化的なこと
昨年2月,神田さんの2回目の挑戦になる太平洋横断飛行が失敗したニュースは,記憶があります。離陸時に気球の一部が破れたりしたそうで,装備の不備・準備不足が原因では?という報道内容だったと思います。
しかし,1回目の挑戦の同乗者が著者である本書によれば,あの破れは冒険失敗の本質的な原因ではないそう。なぜなら,破れたのは二重構造の気球皮膜の内部の保温用アルミコーティング部分だからです。
失敗の本当の原因は今なお不明。なぜ失敗したかは,冒険に対してのスタンス・ポリシーといった根源的なところに求めなければならないのかもしれません。深く考えさせられます。
またこれは「冒険」に限らないことかもしれません。
寝る前に軽く読み始めたところ,ぐんぐん引き込まれ,明け方までかかって一気読みしてしまいました。
左の表紙画像は,1回目の挑戦で使われた「天の川2号」のゴンドラ。東北沖で不時着水・放棄したものが,奇跡的に先日の皆既日食で一躍有名になった悪石島に漂着したところです。
「最後の冒険家」
石川直樹
集英社 (2008/11/21)
<抄録>
熱気球による冒険で様々な世界記録を樹立し、2008年2月、単独太平洋横断中に行方を絶った神田道夫。彼と生死を共にした著者が、その出会いと別れを通して不屈の魂の軌跡を追う。
第6回開高健ノンフィクション賞受賞作。
しかし,1回目の挑戦の同乗者が著者である本書によれば,あの破れは冒険失敗の本質的な原因ではないそう。なぜなら,破れたのは二重構造の気球皮膜の内部の保温用アルミコーティング部分だからです。
失敗の本当の原因は今なお不明。なぜ失敗したかは,冒険に対してのスタンス・ポリシーといった根源的なところに求めなければならないのかもしれません。深く考えさせられます。
またこれは「冒険」に限らないことかもしれません。
寝る前に軽く読み始めたところ,ぐんぐん引き込まれ,明け方までかかって一気読みしてしまいました。
左の表紙画像は,1回目の挑戦で使われた「天の川2号」のゴンドラ。東北沖で不時着水・放棄したものが,奇跡的に先日の皆既日食で一躍有名になった悪石島に漂着したところです。
「最後の冒険家」
石川直樹
集英社 (2008/11/21)
<抄録>
熱気球による冒険で様々な世界記録を樹立し、2008年2月、単独太平洋横断中に行方を絶った神田道夫。彼と生死を共にした著者が、その出会いと別れを通して不屈の魂の軌跡を追う。
第6回開高健ノンフィクション賞受賞作。
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